yuusuke
俺は、これまで両親のあるいは俺の、見栄のために人生を歩んできた。少しでも立派になれればとか少しでも社会で云うところのお偉いさんを目指してきた。でも、もう、そんなものは関係ないんだ。幸せかどうかなんて価値観によって大きく変わるんだ。


受験を終えた今でもまだ残ってる。確かに何かが残ってる。

残ってる何かが俺に挑戦させようと俺の心の中で暴れて暴れて仕方が無いんだ。


諦めちゃ駄目だ。俺は、挑戦しないと。
リタイアなんてとんでもない。

見栄で生きた結果がこれだ。見てみろこの有様を。
数々の精神病を患い、目も死にかけて、それで頭の中は大学のあの勉強でいっぱいだ。


見栄で一生を終わらせてたまるか。くたばってたまるか。
弱気になるな。
後ろ向きになるな。
俺。



人生の第二ラウンドが今始まった。
俺の人生の分岐点


見栄で嫌々、力を発揮して生きて。見栄でこの大都市に残るか。
プライド?
いや、プライドとは少し違う。これは、見栄だ。
受験生の時には分からなかった。でも今は分かる。
見栄で生きるのも一つの道だ。


だが、そんなのはゴミクズ以下だ。
人生は、見栄じゃない。
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