わたしとあなたのありのまま
「やること自体は同じだろーが」
言ってまた、田所は可笑しそうに笑い声を上げた。
でもすぐにそれは止み、
「なぁ、お前……
まだ俺のこと好きだろ?」
穏やかな口調で田所が問う。
私は振り返らず、田所に背を向けたまま。
というか、振り返ることができなかった。
「田所なんか、好きじゃない。
田所のこと見てるだけで幸せとか、ないから。
寝起きのダサ写メ、一日に何度も見たりとか、
そんなことミジンコたりともしてないから」
言ったら、
涙が溢れてきた。
「メチャクチャ好きじゃねぇか」
そう言って私の後頭部を小突き、田所はまた笑う。
何が可笑しいんだろう。
私はこんなにも苦しいのに。
だって田所は……
言ってまた、田所は可笑しそうに笑い声を上げた。
でもすぐにそれは止み、
「なぁ、お前……
まだ俺のこと好きだろ?」
穏やかな口調で田所が問う。
私は振り返らず、田所に背を向けたまま。
というか、振り返ることができなかった。
「田所なんか、好きじゃない。
田所のこと見てるだけで幸せとか、ないから。
寝起きのダサ写メ、一日に何度も見たりとか、
そんなことミジンコたりともしてないから」
言ったら、
涙が溢れてきた。
「メチャクチャ好きじゃねぇか」
そう言って私の後頭部を小突き、田所はまた笑う。
何が可笑しいんだろう。
私はこんなにも苦しいのに。
だって田所は……