幸せの寄り道
「なんか夏川って年下のくせして俺より大人っぽいよな!!」
そう言って先生は笑った
「先生?先生ならきっとその子とうまくいくよ。世間一般なんて気にしなくていいよ、そんなの気にしてたらつまんないよ♪」
私は先生のそばによって笑いかけた
「ありがとう。」
そう言うと先生は嬉しそうに目を細めて笑った
そのとき私は思った
この人の笑顔は私を幸せにしてくれる
窓の外をみると夕日が隠れようとしていた
「あ、先生もうこんな時間ですよ!!」
帰らなきゃ!!
そう思い荷物を持った
「今日は話聞いてくれたから俺が送ってあげるよ!!」
そう言うと先生は私から荷物をとりあげて歩き出した
私は仕方なく先生についていった
「先生ってそんなことして他の人から勘違いされないんですか?」
私は今日の中国語のときのことを思い出した
「勘違いかぁ、どうだろ?」
それから先生は少し考えて歩いてた
「お、先生!!あれもしかして今日言ってた好きな人?」
そう言うと急に2年生が私の前に来てまじまじと見てきた
「へ~、確かに先生好きそうじゃん。」
「…へ?」
私はつい気の抜けた声を出してしまった
あまりにも予想外な言葉だったから
「おい、困ってるだろうが。やめろよ~」
そう先生が言いながらその男の子を引っ張った
「お、図星だった?」
男の子は楽しそうに話していて何回か私をみてきた
「先生、私先にいってようか?」
邪魔しても悪いからそう聞くと先生はポケットをあさりだした