幸せの寄り道




部屋の前にくると夏川がいるのが見えてさっきの会話を思い出した



(幸せになりたいと思っていいのか?




………いいんだよ。)



俺は嬉しかった
まさか誰かにいいと言われるとは思ってはいなかったから



ただ、今はまだこの気持ちを伝える時期ではない…




俺は部屋に入り夏川に声をかけるとこちらを向いて微笑む



その顔をずっとみていたいと思った




ふと気付くとなんか部屋がきれいになっていた





彼女の手には雑巾…





掃除してくれたのか?


と聞くと埃っぽかったからと苦笑いをしながら頬をかいていた




俺は荷物を確かめ彼女と門で待つように言って車をとりにいった










車まで1人で歩いていく


俺は今幸せかもな…


彼女を独り占めできている



これからもずっとそうしていたい…


なのに、現実はそうはいかないんだよなぁ~



はぁ…



そんなことを考えながら門に行き夏川の前に車をとめた




しかし夏川は車に乗ろうとしない




俺は夏川のそばに寄り乗らないのかと聞くと少し焦ったように乗った




俺は車に乗り込むと横でシートベルトをしていた



しっかりしてるよなぁ、ほんと…




いつもびっくりするほど大人びている



ひとつひとつの動作が綺麗だと初めて見たとき思った




考えながら俺は横をみると夏川がこちらを見ていた



道を間違えてるのかと聞いた




「あってるよ♪先生は大人だなぁと思って」



そう言いながら笑っていた




その顔があまりにも可愛くて、愛おしいそんなことしか思えなかった






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