幸せの寄り道



「おはよ~!!」


挨拶してくる今日の沙耶はなぜかいつもより元気で楽しそうにニコニコしている




「おはよ…、どしたの?」



私は目が点って感じで沙耶をみた





「あ、夏川さん!!」



そうよばれて振り返ると普段話さない子が後ろに立っていた


「おはよ?」



よくわからない私は一応挨拶することにしたけどよくわからず疑問系



「さっきね、2年生の中島弘樹くんが会いに来てたよ!!」



え…?



「中島弘樹くんって誰?」



聞いたことないし私は部活もしてないから2年生や1年生の知り合いなんていない



「え、陽菜知らないの!?有名だよ中島くん!!」


いきなり沙耶が興奮気味に私の腕を掴んできた



「え、知らないよ。何かしてる人なの?」


私は目の前にいる話しかけてきた子に聞いてみた



「いや、何もしてないけどかっこいいって有名なんよ!」



「へぇ~、かっこいいで有名とかほんとにいたんだ…漫画とかだけかと思った!!」



私が感心していると横から沙耶が私の腕を振り回しながら何かを訴えたいようにみてくる




「沙耶が朝からニコニコしてるのってこのこと?」


私がそう聞くと「うん」と大きく縦に頭をふり私をまたみた



「なんか夏川さんに用があるからまた来ますって伝えてって言われたよ」



「そっか、教えてくれてありがとう♪」



その子が中島くんって人が来た理由を教えてくれてお礼を言うと自分の席まで帰っていった



「ねぇ、沙耶?」



「なになに?」



「腕痛い…」



沙耶はずっと私の腕を掴んでいたからだんだんと痺れてきていた




「あっ!!ごめんね…。それより用ってなんかね!?」



あ、忘れてた…



「私中島くんって人と話したことないと思うんだよね、ってか今日先生遅くない?」


私はどちらかというと中島くんより担任が遅いことの方が気になった





いつもなら30分にはすぐ来るのにもう50分だし…




………ガラッ!!



「ごめん、遅れた」



そう言って担任が入ってきた







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