幸せの寄り道




「陽向ちゃん、休憩だよ!!」




「えっ、あ。もう休憩!?」



幸奈に言われて私は授業中もずっと先生のことを考えていたことに気がついた




「ちょっと中島くんと約束あるから行ってくるね。」





私は外のベンチに行った





「夏川先輩!!」



振り返ると中島くんがいた





「中島くん、話って??」



「あぁ、下の名前で呼びたいんだけどいい!?」




「なんだそんなこと!?いいよ。」



中島くんはよしっとガッツポーズをした



「陽向先輩も俺のこと下の名前で呼んでくださいよ!!」



「え?じゃあ、弘樹くん。」




「え~、くん付け??まぁ陽向先輩らしくっていいけど」



すこし拗ねた顔をした弘樹くんはちょっとだけ子どもみたいだった





「陽向~!!授業始まるよ!!」




遠くから沙耶が手を振って呼んでいた





その隣には河野先生がいた…




「次生物なんですか?」




「うん、時間みたいだから行こっか。」



私は立ち上がって弘樹くんにそう言って振り返った



「うん。ねぇ、なんでそんなに辛そうな顔してんの?」




立ち上がりながら弘樹くんが真剣な顔できいてきた



「え…、私そんな顔してる?」



顔に手をあてきき返すと弘樹くんが手の上から私の顔を包んだ




「なんで?」




「わかんない。」



つい目を逸らして答えた


「先生が見てるからじゃないの?」




弘樹くんはの真っ直ぐな視線が少しこわくなった




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