孤高の天使
「神様!」
「神だと!?」
驚きの声を上げたガブリエルをはじめ、その場の天使たちは自分たちが信じていた神とはまるで違う姿に目を疑った。
唯一、ラファエルだけが複雑な表情をして神を見上げていた。
「イヴ様!」
「イヴお姉ちゃん!」
「イリス、リリス、ルル!無事で良かった。ちゃんと神様を守っていてくれたのね」
地面に降り立つと、たまらずルルが私に駆け寄ってくる。
「当然ですわ!」
「僕もちゃんと見てた!」
「強い味方でした」
誇らしげに胸を張る姿に神も微笑み、同意する。
「けど何故ここに?」
「貴方たちが飛び立ってから暫くして結界が揺らいだ時があったんです。その時を見計らってこの子たちが私を結界の中から引きずり出してくれたんですよ」
結界が揺らいだということはミカエルに何かあったのだろうか。
あの結界はつくった本人にしか崩せないはずだ。
「でもね、神様元気がなくてあそこから出られなかったの。だから僕たちが助けたんだよ」
「聖力も封じられたままで、数百年もの間あそこに囚われていたからか飛ぶ力もなかったのです」
ルルの言葉に面目なさげに眉尻を下げて笑う神はイリスとリリスに支えられた手を上げて見せる。