Magic Rose-紅い薔薇の少女-
早くシャルディに伝えたいわ!
私やっと市場まで出れるのよ!!
なんか魔法使いの市場みたいだけれど、どんなところなのかしら?
「シャルディ何処行ったのかしら」
シャルディに伝えるべく、呼びながら階段を降りた。
「シャルディ~?」
下まで来たけれどシャルディの気配は感じられない。
「シャールーディー!
全く、本当に何処に……
心当たりがなくちゃ、探しようがないじゃない……」
ふぅと溜め息を吐くと、すぐ傍の部屋から聞き覚えのある声がした。
この声は……シルバー!?
「――ですがっ!」
何か、言い争ってるの?
相手は……
「シルバー、落ち着け」
おば様?
なんだか珍しい……。
私は好奇心に勝てず、盗み聞きは良くないと思いつつもコッソリ扉に張り付いた。