有明先生と瑞穂さん
「瑞穂先輩って有明先生と付き合ってるんですか?」
「はっ?!」
ある日部活で同じ当番の後輩、千々石に唐突にこんなことを聞かれた。
あまり突然だったために過剰な反応をしてしまったが、たとえ本当に付き合っていないとしてもこういう反応をしただろう。
それほど基本的に表立って有明と瑞穂の仲は普通の教師と生徒だ。
「なんでいきなりそういう話?」
もしかしたら小浜が噂を流しているのかもしれない――・・・
内心そんなことを考える。
「ですよねえ。私もそう思ったんですけど・・・
なんかちらほらと噂になってますよ」
「えええ・・・どうして?」
平常心を装いながら噂の出所を探る。
「多分、この間の騒ぎが原因じゃないですか?
有明先生がお姫様抱っこで保健室に連れて行ったらしいじゃないですか。
うちのクラスにも有明先生が好きって子が何人かいるんですけど、すごい羨ましがってましたもん」
「そ、そうなんだ・・・そんな目だってたんだ」
瑞穂はカーッと顔を赤くする。
「あ、でも口之津先生と付き合ってるって噂もありますよ。
まあ・・・下敷きになってくれたのが口之津先生だからだと思いますけど」
「あ、安直だねー・・・」
「ですね」
さすがにそれには二人で苦笑した。
はじめは驚きながらもわざわざ有明に報告することではないと思っていた瑞穂だが、予想外にこの噂が広がってしまうことになる。
「はっ?!」
ある日部活で同じ当番の後輩、千々石に唐突にこんなことを聞かれた。
あまり突然だったために過剰な反応をしてしまったが、たとえ本当に付き合っていないとしてもこういう反応をしただろう。
それほど基本的に表立って有明と瑞穂の仲は普通の教師と生徒だ。
「なんでいきなりそういう話?」
もしかしたら小浜が噂を流しているのかもしれない――・・・
内心そんなことを考える。
「ですよねえ。私もそう思ったんですけど・・・
なんかちらほらと噂になってますよ」
「えええ・・・どうして?」
平常心を装いながら噂の出所を探る。
「多分、この間の騒ぎが原因じゃないですか?
有明先生がお姫様抱っこで保健室に連れて行ったらしいじゃないですか。
うちのクラスにも有明先生が好きって子が何人かいるんですけど、すごい羨ましがってましたもん」
「そ、そうなんだ・・・そんな目だってたんだ」
瑞穂はカーッと顔を赤くする。
「あ、でも口之津先生と付き合ってるって噂もありますよ。
まあ・・・下敷きになってくれたのが口之津先生だからだと思いますけど」
「あ、安直だねー・・・」
「ですね」
さすがにそれには二人で苦笑した。
はじめは驚きながらもわざわざ有明に報告することではないと思っていた瑞穂だが、予想外にこの噂が広がってしまうことになる。