有明先生と瑞穂さん
家が近づくと布津は部屋まで送ると言う。


「いいよー、親いるし・・・何言われるかわかんないじゃん。
恥ずかしいよー」

「でもおまえこの足だし」

「マンションの入り口でいい。
恥ずかしいもん!」



布津は立ち止まって少し考えると、言い辛そうに口を開いた。



「今日は普通に、うちも親と弟がいるんだわ」

「え・・・?」

「こ、こないだ言った話とは別にしてさ、変な意味じゃなくてさ・・・・・・・・・・・・



その・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・うち、来ない?」


「・・・・・・・・・え」



耳が赤い。
というか、布津の体が熱い。


『変な意味じゃない』と言いながらこの反応は説得力がない。
嘘ではないのだろうが・・・。



「ええええっ、だってアンタこの間・・・」

「や!この間は家に誰もいなかったしそういう意味でさあ」

「そ、そういう意味って」

「うわわわ!ちが・・・
いや違わないけど・・・
でも今回は本当にちがくて・・・!」


背負われている状態でよかった。
それくらい、後ろから見てもわかるほどに布津は赤くなっていた。
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