手紙





やっとの思いで治まるが、手のひらに濡れた感触があった。






べっとりとついた赤いもの。







「血・・・・?」







一瞬でそれが吐血だということがわかったが、沖田の脳はそれを認めなかった。







「はは・・・まさか・・・・」







沖田は慌てて側にあった薬を飲み、布団にもぐった。






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