ひなたぼっこ~先生の、隣~【続編】



「私は4年間、先生の言葉だけを励みにしてきました。先生が頑張れって言ってくれた、だから頑張らなきゃって」

真っ直ぐ前を見て話す、妹尾。


「…妹尾は俺を美化しすぎだよ。俺はそんな立派な人間じゃない」

高校の時から、妹尾は俺を美化して見すぎだと思ってた。

「ううん。自分が教師になってから改めて、先生の大変さがわかりました。今でも私にとって先生は、目標です」

笑顔でそう話す妹尾の表情は、やっぱり高校の時とは違う。




「先生、好きです」

「!」

…え?

突然の告白に驚く。


「やっと先生の隣に、自分の足で立てました。だから…」

さっきまで笑顔だった妹尾が、俯いた。


…なんだよー…

それは、俺から言おうと思ってたのに。



「…結婚しようか」


そう言うと、妹尾が勢いよく顔を上げた。


「え…?」

顔が真っ赤で、動揺している。


ん…?俺、今何て言った?


「結婚…」

真っ赤な妹尾がボソッと言った。


結婚!?
俺、今…結婚しようかって言ったのか!?


「あ…いや、間違えた。いや、間違えてないけど…今すぐじゃないよ?妹尾が教師として落ち着いてからで…」

動揺しすぎて何を言ってるかわからなくなってきた。








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