ひなたぼっこ~先生の、隣~【続編】
「そんなに待ってたら、高橋が40歳になっちゃうよ」
「高橋先生、せっかくのプロポーズなのに動揺しすぎです」
「「!?」
真上から声がし、見上げるとー…
「かっこつけれないのが高橋じゃん?しょうがないよ」
「まぁ、そうだね」
安川と立川が窓から顔を覗かせていた。
「お前ら…どうしてここに?」
「準備室で待ってたんだけど、なかなか来ないから。迎えに来ちゃったよ」
「進路の講義もさっき終わりましたしね」
そう言いながら、安川と立川も中庭に出てきた。
「香奈…それに、立川くんもどうしたの?」
驚いて声が出なかった妹尾が、やっと喋った。
状況がまだわからないらしく、立川と安川を交互に見ている。
「どうしたのって…泰葉の先生姿を見に来たに決まってんじゃん!!おめでとう、泰葉。念願の先生だね」
「香奈…」
「妹尾さん、頑張ってたもんね。おめでとう」
「立川くんも…」
妹尾の目に、涙が溜まっている。
「ありがとう。嬉しい」
笑顔でそう言った妹尾の頬に、涙が零れる。