ひなたぼっこ~先生の、隣~【続編】


「で、泰葉はどうするの?プロポーズの返事」

「え!?」

妹尾の顔がまた赤くなった。


「いや…あれは、プロポーズじゃなくて…言葉を間違えたというか…」

付き合おうって言おうと思ったのに、何故か自然に¨結婚しようか¨と言ってしまった。

「言葉を間違えた!??ってことは、高橋は泰葉と結婚する気ないの!?」

安川が怒った顔で詰め寄ってくる。


「いや、そういうわけじゃなくて…今すぐの話ではないってこと…」

それに、俺たちは高校の時に別れてからそのままになってて…今現在、付き合ってもないわけでー…


「妹尾さん、まだいいんじゃないの?せっかく教師になったんだから」

立川がいつの間にか、妹尾の隣にいる。



「ちょ…立川、余計なこと言わないでよね!?」

詰め寄っていた安川が、今度は立川に詰め寄っている。


「はぁ…」

相変わらず、騒がしいやつだな。安川は。


今は立川と言い合いになっているし。

いや、あれは一方的に安川が言ってるな。


二人の言い合い?を懐かしながら見ていると、グイっと腕をひっぱられた。


「妹尾?」

「先生、ちょっといいですか?」

「どうした?」

「なんかここじゃ目立つので…数学準備室行きませんか?」

「え…あぁ…」

確かに、もう放課後で生徒たちはほとんどいないが他の先生方はいる。


いつかあの二人の言い合い?に気付いて、誰か来そうだからな。


「そうだな」


立川と安川にバレないように、静かに中庭を後にした。











< 194 / 200 >

この作品をシェア

pagetop