ひなたぼっこ~先生の、隣~【続編】
数学準備室に着くと、妹尾と並んでソファに座った。
制服じゃなくてスーツ姿の妹尾が隣に座っているなんて、何か変な感じだな。
「…先生」
「ん?」
「私…まだ結婚は考えられません」
「わかってるよ。あれは…」
俺が、ぶっ飛びすぎた。
「けど、結婚するなら先生以外の人は考えられないと思ってます。…すいません、言ってることめちゃくちゃで」
妹尾…
「いや…俺が悪かった。妹尾は気にせず、教師の仕事に専念しなさい」
ぽんっと妹尾の頭に手を置いた。
「はい…」
「よし」
昔みたいに、髪をくしゃくしゃと撫でた。
「でも、先生…あの…」
「ん?」
「結婚はまだできなくても…先生の恋人にはなれるんですか?」
「え?」
不安そうな顔をした妹尾が、見上げてくる。
「私はさっき先生に好きって言いましたけど…先生は?この4年間で他にー…」
そう言いながら、妹尾の目が涙目になっていく。
あぁ…俺はまたー…
「…できるわけないよ、好きな女なんて」
再会してから、まだ気持ちを伝えていなかった。
妹尾は4年間、頑張って努力してここまできて…気持ちを伝えてくれてたのに。