ひなたぼっこ~先生の、隣~【続編】

「この4年間、妹尾さんは自分の足で高橋先生の隣に立つことを目標に頑張ってきました。で、それを見事に叶えたんです。もう、俺の敗けですよ」

「立川…」

「高橋先生、妹尾さんを大切にしてくださいね」

やっと立川と目が合った。

「…あぁ」

力強い目で、俺を見ている。
立川も高校の時から大人びた生徒だった。
今も学生だけど、すっかり大人の男。

この4年間で、どれだけの勉強や経験をしてきたんだろう。



[ガチャ…お呼びだし致します。高橋先生、妹尾先生。職員会議の時間です。至急、職員室までお戻りください]


「あ!」

「やべ…」

校内放送が流れたあと、妹尾と顔を見合わせた。


「高橋先生、妹尾先生!イチャついてないで、早く仕事に戻りなさい」

ニヤニヤした安川が、俺と妹尾の背中を押す。

「俺たちも、もう帰ります。妹尾先生、これからがもっと大変だと思うけど頑張ってね」


「うん!ありがとう、立川くん。香奈も、来てくれてありがとう」

「またね、泰葉!高橋も」

「おぉ」

準備室から安川が大きく、手を振っている。


安川は、相変わらずだな…






< 199 / 200 >

この作品をシェア

pagetop