『Reason-理由-』
「だからお願い。一人にしないで?好きなの…海君の事が…」
「ごめん。俺、やっぱり亜紀が好きなんだよ。沁は友達…それ以上でも何者でもないんだ…」

海斗がそういうと沁はゆっくりと海斗を抱きしめていた手を離して涙をぬぐって海斗を見た。

「そんなに彼女が好きならなんで私と…?」
「わかんね。でも今はちゃんと分かったから…ホントごめん」

そういって海斗は沁と別れたのだった。
< 18 / 24 >

この作品をシェア

pagetop