執事と共に雪遊びを。
「さ、お嬢。そろそろ帰らねぇと」

「はい」


恵理夜は立ち上がった。


「じゃ、早く直って、お前がお嬢のこと送ってやれ」

「はい。お嬢様のことを、お願いいたします」


春樹は、丁寧に頭を下げた。


「また明日、来るわね」

「はい、お気をつけて」


二人は、春樹の個室病室を出て行った。
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