風のエアリア
『それより、暦では春だが、未だ涼しいこの季節に薄着の、そこな御方はどなたかね』
「でわー、マズイ。エアリア、今はおとなしく引き下がってくれ!」
「わ、私に命令するのか?」
心なしか頬を染めて彼女は反駁しようとした。彼は思いっきり首を横にふる。悪魔族に命令なんかして、魂なぞを持っていかれてはかなわない。
「君、僕の頼みは聞いてくれるんだろう?!」
「でわー、マズイ。エアリア、今はおとなしく引き下がってくれ!」
「わ、私に命令するのか?」
心なしか頬を染めて彼女は反駁しようとした。彼は思いっきり首を横にふる。悪魔族に命令なんかして、魂なぞを持っていかれてはかなわない。
「君、僕の頼みは聞いてくれるんだろう?!」