不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「確かに昔は甘い食い物って嫌いだったけど、今はそれなりに食えるから。花音、俺が言った言葉気にしてこれ返せって言ってんだろ?」


「それは……」


「これは俺のものだから、お前には返さねぇよ」


流星はそう言うと、あたしの頭をガシガシと力強く撫でた。


あまりにも激しすぎて、頭のテッペンがボサボサになって。



「変な髪形」


そう言ってほんの少しだけ目を細めた流星。



その柔らかい表情の流星に胸がキュンッと高まって。


心臓がおかしくなるくらい、激しく暴れた。

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