不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「お前さ、何でそんなペコペコしてんの?」


下駄箱で靴を履き替えていると、流星は不思議そうに尋ねた。



「お前があいつらに頭下げることも、気を遣うこともねぇよ」


「でも……」


「あいつら、いつもあんなんだし、まともに取り合ってると疲れんぞ」


「だけど、みんな流星の友達でしょ?だから、気に入って欲しいとまでは思わないけど、嫌なイメージは与えたくないから……」


流星の友達は、みんな派手だし、正直ちょっぴり恐い。


今まで、流星を含めてああいう派手で恐そうな男の子達は苦手だったから。


特にそれが集団になると、ダメ。


その集団のリーダー格の流星と付き合ってるっていうのも、不思議な話だけど。


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