不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「んん……?」


目を開けると、白い天井が視界に飛び込んできた。


あれ……?ここうちじゃない……。


保健室でもない……よね?


ぼんやりとした頭で、今の状況を思い出す。


「……――起きたか?」


その時、枕元から聞こえた低くかすれた声。


その声でハッと我に返る。


そうだ……。あたし、流星のベッドの中で寝ちゃったんだ……。


「ご、ごめん!!寝ちゃってた……!!」


慌てて起き上がると、流星は鋭い目をわずかに細めた。

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