わがままな彼女。
恒也Side
暇。
そんな事を思っていた時。
俺に天使が舞い降りた。
俺は彼女の言葉を遮って名前を聞いた。
「美愛。杉浦美愛」
美しく、愛しい。
君は名前の通りの女の子だった。
「ん、なん?」
遠くからきたんだろう。
方言でさえ可愛い。
整った顔つきに、肩を通り越した胸より少しながいウェーブがかった茶色っぽい、柔らかそうなロングの髪。
高い声。
華奢な体。
美愛。
俺は完璧に君に一目惚れしてしまった。
でも。
俺に恋をする資格はない。
人を愛する資格なんて、ない。
幸せにする事なんて、出来ない…。
「同じクラスだといーなー!」
同じクラスになったら。
俺は君の虜になって、後にはひけないだろう。
それに。
まぁ、どこのクラスであれ、皆美愛の可愛さに惹かれるだろうな。
皆が、美愛を好きになっても、おかしくない。
それだけ美愛は可愛い。
―…俺は勝手だ。
好きになる資格なんてないくせに、他の奴に渡したくない
そう、思ってる。
一人前に嫉妬してるし。
笑える。
教室に戻って、先生が入ってきた時。
心臓が…止まるかと思った。
先生の後ろには、あの。
俺が恋した、君がいた。
名前なんてゆーの?
俺の後ろの席の奴が、ばかでかい声でそう言った。
素直な美愛は、答えようとした。
「美「美愛」」
どうやら俺は、美愛の言葉を遮るのが得意なようだ。
「恒…也」
びっくりしているんだろう、元々大きな瞳が、見開いて、更に大きくなっている。
そんな姿も愛しくて。
一目惚れなんてキャラじゃねーけど。
美愛と一緒になりたいなんてわがまま言わねーから。
なぁ神様。
いるんだったら神様。
俺は、美愛を愛することだけでいい。
美愛を好きになる事を、許してください―…。
暇。
そんな事を思っていた時。
俺に天使が舞い降りた。
俺は彼女の言葉を遮って名前を聞いた。
「美愛。杉浦美愛」
美しく、愛しい。
君は名前の通りの女の子だった。
「ん、なん?」
遠くからきたんだろう。
方言でさえ可愛い。
整った顔つきに、肩を通り越した胸より少しながいウェーブがかった茶色っぽい、柔らかそうなロングの髪。
高い声。
華奢な体。
美愛。
俺は完璧に君に一目惚れしてしまった。
でも。
俺に恋をする資格はない。
人を愛する資格なんて、ない。
幸せにする事なんて、出来ない…。
「同じクラスだといーなー!」
同じクラスになったら。
俺は君の虜になって、後にはひけないだろう。
それに。
まぁ、どこのクラスであれ、皆美愛の可愛さに惹かれるだろうな。
皆が、美愛を好きになっても、おかしくない。
それだけ美愛は可愛い。
―…俺は勝手だ。
好きになる資格なんてないくせに、他の奴に渡したくない
そう、思ってる。
一人前に嫉妬してるし。
笑える。
教室に戻って、先生が入ってきた時。
心臓が…止まるかと思った。
先生の後ろには、あの。
俺が恋した、君がいた。
名前なんてゆーの?
俺の後ろの席の奴が、ばかでかい声でそう言った。
素直な美愛は、答えようとした。
「美「美愛」」
どうやら俺は、美愛の言葉を遮るのが得意なようだ。
「恒…也」
びっくりしているんだろう、元々大きな瞳が、見開いて、更に大きくなっている。
そんな姿も愛しくて。
一目惚れなんてキャラじゃねーけど。
美愛と一緒になりたいなんてわがまま言わねーから。
なぁ神様。
いるんだったら神様。
俺は、美愛を愛することだけでいい。
美愛を好きになる事を、許してください―…。