わがままな彼女。
恒也Side
美愛って、すげー鈍感。
自分が可愛くて、モテるって事、全く気付いてねー。
そーゆぅの、俺としては困る。
ちゃんと自覚してもらわないと。
ガード張ってもらわないと。
すぐ、誰かに持っていかれちまう…。
俺は、幸せにしてやれねーから、こんな事言う資格ない。
本当は、他の誰かと幸せになる美愛を、喜んで見届けてやるのが、俺なりの愛だと思う。
けど。
無理。
やべぇよ、俺。
美愛の事、好きすぎる。
しまいにはあいつ、
「モテるのは恒也じゃん。」
とか言ってくっし。
まぁ俺は、友達はそれなりに多いけど。
モテるかどうか…それは分からない。
だから、
「俺がモテるとか笑える。」
っつって笑ったら、美愛まで笑って…
あぁ。
俺多分、今すげー顔赤いだろーなぁ。
そんなみっともない顔、美愛に見せたくないから逃げた。
「恒也おはよー!」
「おー。」
「恒也、昨日のさー…」
皆とワイワイやってたら、美愛が教室に入ってきた。
んで、そんまま寝た。
あいつ意外とサボり魔。
授業中もほとんど寝てるし。
運よく起きてても、ありゃ絶対ノートとらないだろうな、うん。
そんなこんなで二時間が過ぎた。
「恒也ぁ〜。次、数学じゃん!美愛チャン、起こした方がよくね?」
あ。担当小林、こえーんだった。
美愛、絶対起きないだろぅな。
「おぉー。起こすわ。」
「美愛チャンとまともに話せる男子、お前くらいしかいねーかんな!お前に頼むしかねーんだわ。」
あれだけ可愛いと、話す事さえ難しいのか…。
ん、起こすか。
「美愛、起きろ。」
「ん…。こぅ…ゃ…?」
上目遣い、可愛すぎ。
目はトロンとして、今の今まで寝ていた事が分かる。
「今から三時間目。数学。担当小林。こえーから起きとけ。」
そう伝えてまた俺は自分の席に戻った。
「ちゃんと言ったかぁ」
「おぅよ。」
うん。正しくは、ちゃんと伝えた‘つもり’だった。
「なぁ恒也…」
「ん?」
「美愛チャン、寝てね?」
「は?」
美愛って、すげー鈍感。
自分が可愛くて、モテるって事、全く気付いてねー。
そーゆぅの、俺としては困る。
ちゃんと自覚してもらわないと。
ガード張ってもらわないと。
すぐ、誰かに持っていかれちまう…。
俺は、幸せにしてやれねーから、こんな事言う資格ない。
本当は、他の誰かと幸せになる美愛を、喜んで見届けてやるのが、俺なりの愛だと思う。
けど。
無理。
やべぇよ、俺。
美愛の事、好きすぎる。
しまいにはあいつ、
「モテるのは恒也じゃん。」
とか言ってくっし。
まぁ俺は、友達はそれなりに多いけど。
モテるかどうか…それは分からない。
だから、
「俺がモテるとか笑える。」
っつって笑ったら、美愛まで笑って…
あぁ。
俺多分、今すげー顔赤いだろーなぁ。
そんなみっともない顔、美愛に見せたくないから逃げた。
「恒也おはよー!」
「おー。」
「恒也、昨日のさー…」
皆とワイワイやってたら、美愛が教室に入ってきた。
んで、そんまま寝た。
あいつ意外とサボり魔。
授業中もほとんど寝てるし。
運よく起きてても、ありゃ絶対ノートとらないだろうな、うん。
そんなこんなで二時間が過ぎた。
「恒也ぁ〜。次、数学じゃん!美愛チャン、起こした方がよくね?」
あ。担当小林、こえーんだった。
美愛、絶対起きないだろぅな。
「おぉー。起こすわ。」
「美愛チャンとまともに話せる男子、お前くらいしかいねーかんな!お前に頼むしかねーんだわ。」
あれだけ可愛いと、話す事さえ難しいのか…。
ん、起こすか。
「美愛、起きろ。」
「ん…。こぅ…ゃ…?」
上目遣い、可愛すぎ。
目はトロンとして、今の今まで寝ていた事が分かる。
「今から三時間目。数学。担当小林。こえーから起きとけ。」
そう伝えてまた俺は自分の席に戻った。
「ちゃんと言ったかぁ」
「おぅよ。」
うん。正しくは、ちゃんと伝えた‘つもり’だった。
「なぁ恒也…」
「ん?」
「美愛チャン、寝てね?」
「は?」