\BABY☆BABY★BANG/
「ちなみに稀壱は……」
なんだろ
あたしの予想ではマフィアとか暴力団関係者っぽいよ。
いきなり蹴られたもん……
「大学病院の医院長の息子だって」
「………。」
藤 稀壱 医学部
「医者かぁ………」
似合わなすぎる。
こんなに医学が似合わない人間他にいないよ。
言い過ぎました……
「俺らみたいなんは普通の寮って何かと面倒なんだよ」
いーたんが言う。
「だからぁ 訳ありなヤツらでルームシェアしてるの♪」
「………ふーん」
確かに親が国会議員で何かと窮屈な思いをしてきたあたし
白い目で見られて 同情されて……
できるだけ隠しながら生きてきた。
お母さんが性別を偽ってまであたしをここに入れたのは優しさ?
「悠ちゃん」
「……はい」
「ご飯できたよ」
目の前に置かれる即席チャーハン
「ありがとっ」
「いえいえ」
蒼空君が笑う。
よし 腹をくくろう……
意地でも4年間ここで暮らしてやる!!
男の子と住むことって危険だと思うのね。
いろんな意味で危険なヤツらとの共同生活が
始まっちゃったのです……