シュガー × シュガー




「びっくりした?」

突然、西野先生が言った。

「えっ、なにがですか?」

慌てるあたし。


「いや、送迎のあの人が教官だったなんて~!って(笑)」

ああ、そういうことか。

「びっくりしましたよ。でも伊織に言われるまで気づきませんでした(笑)」

「いおり?」

「ああ、えっともう一人の子です」

「あ、今日一緒だったあの子ね!そうそう、ここの教官は送迎もするからね。よろしく」

「こちらこそ、お願いします」




車はしばらく外周を走っていた。


西野先生は意外とおしゃべりで
会話が弾んだ。


教習って、なんか楽しいね!



明日も西野先生がいいなぁ…





50分はあっという間に過ぎた。



< 16 / 62 >

この作品をシェア

pagetop