シュガー × シュガー
「びっくりした?」
突然、西野先生が言った。
「えっ、なにがですか?」
慌てるあたし。
「いや、送迎のあの人が教官だったなんて~!って(笑)」
ああ、そういうことか。
「びっくりしましたよ。でも伊織に言われるまで気づきませんでした(笑)」
「いおり?」
「ああ、えっともう一人の子です」
「あ、今日一緒だったあの子ね!そうそう、ここの教官は送迎もするからね。よろしく」
「こちらこそ、お願いします」
車はしばらく外周を走っていた。
西野先生は意外とおしゃべりで
会話が弾んだ。
教習って、なんか楽しいね!
明日も西野先生がいいなぁ…
50分はあっという間に過ぎた。