Cold Phantom [後編]
「聞いてみたかった事?」
「うん、ちょっと不思議に思ってた事なんだけど…」
マリアさんは少し間を開けてから話始めた。
「大家の私がこんな事聞くのも変だけどさ、どうして私のアパートに住もうって思ったんだろうってずっと不思議に思っててさ…」
「何か変かな?」
私はマリアさんの言葉を不思議がると「何て言ったら良いのかな。」と言って少し考え込んだ。
しばらくして…
「ほらあのアパートってさ、とってもボロいじゃない。床は今時分に畳だし、可愛さの欠片もないし…なんと言うか女の子向きじゃないと思わない?」
「うーん、女の子向きかどうかじゃなくて、安くてとりあえず住める場所が欲しかったってところかな。形振り構っていられない状態だったし。」
「んまぁ、確かに家賃は安い方だけど…祥子ちゃんは生活保護とバイトで生計立ててるって聞くから違う場所でも良かったんじゃないかってちょっと思うの、似たような家賃でもっと女の子向きな部屋だってあったかもしれないよ? まぁ、あのアパートに居てくれるのは私としても嬉しいんだけどね。」
「うん、ちょっと不思議に思ってた事なんだけど…」
マリアさんは少し間を開けてから話始めた。
「大家の私がこんな事聞くのも変だけどさ、どうして私のアパートに住もうって思ったんだろうってずっと不思議に思っててさ…」
「何か変かな?」
私はマリアさんの言葉を不思議がると「何て言ったら良いのかな。」と言って少し考え込んだ。
しばらくして…
「ほらあのアパートってさ、とってもボロいじゃない。床は今時分に畳だし、可愛さの欠片もないし…なんと言うか女の子向きじゃないと思わない?」
「うーん、女の子向きかどうかじゃなくて、安くてとりあえず住める場所が欲しかったってところかな。形振り構っていられない状態だったし。」
「んまぁ、確かに家賃は安い方だけど…祥子ちゃんは生活保護とバイトで生計立ててるって聞くから違う場所でも良かったんじゃないかってちょっと思うの、似たような家賃でもっと女の子向きな部屋だってあったかもしれないよ? まぁ、あのアパートに居てくれるのは私としても嬉しいんだけどね。」