私の愛した人
五島さん?

私が不思議そうに可憐の行動を見ていると、ブレスレットから五島さんの声が聞こえてきた。

「クリームを新しく作らなくていいの?」

「じゃあ作れ!美味しくしろよ!」

「わかった。五分で持っていくよ」

すごい…
ブレスレットごしに会話してる…

「よし、じゃあモンブランがくるまでに一つ質問だ!
桜はどんな風に死にかけた?」

可憐は真面目な顔で言った。

「どんな風って…交通事故?」

「うむ。どんな事故だ?」

「後ろから車が来てひかれそうになったかな…」

可憐はうんうんと頷きながら何かの書類にメモをしていった。

「その時、誰かに助けられなかったか?」

この質問に私は黙り込んだ。

『このことは秘密だよ?』

彼にそういわれたから…

「…わからない」

「口止めされたか…」

「違っ!」

私が言い掛けた時部屋の扉が開いて五島さんが入ってきた。

「持ってきたよー。
あ、やっぱりいつものかっこに戻ちゃったかあ…」

五島さんが残念そうな顔をして私と可憐にモンブランを渡した。

「五島…あとで覚えてろよ?」

あぁ、また可憐が怒っちゃった…
五島さんもこりないなぁ…


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