私の愛した人
ついた先は最近できたばかりの遊園地だった。

「わぁー…。思ってたよりおっきーね」

まだ新しいピカピカのアトラクションに少し胸が躍る。

「やっぱまだ来てなかったんだ?俺の読みは当たりだなっ」

圭吾はガッツポーズをして無邪気な笑顔を私に向けた。

私は嬉しそうな圭吾を見て胸がじんわり暖まった。

「なぁなぁ桜ー。あれ乗ろーぜ?」

圭吾が指差したのは大きめのジェットコースターだった。

「あれって確か今日本で一番の絶叫マシーンじゃ…?」

「そうそうそれ!」

圭吾はキラキラと目を輝かせて日本一の絶叫マシーンを指差す。

「ち、ちょっとそれは…」

後退りする私の右腕を圭吾はがっしりとつかんだ。

「大丈夫だって!」

「キレイに髪の毛もセットしてるし…」

私の笑顔は徐々に引きつっていく。

「んなもん気にすんな!」

圭吾が私の頭をグシャグシャとなでまわした。

「はい、これで変わんない!
よし、行くぞ〜!」

「い、や〜!?」



日本一の絶叫マシーンとやらは、私には終わりが長すぎるように感じた。

アップダウンの激しい動きに左右に激しくふられ、後向きに一回転。

上も下もわからずそして、
「い、×¥♂&○※△〜!!?」

私が何語を話しているかもわからなかった…



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