刻の無い少女


夕食を終えて鵯と黒猫は縁側にいた。


フー


「おぉ。」


黒猫さんの口から出された煙が鳥の形になって飛んでいった。


パチパチと思わず拍手してしまうくらい感動的なものだった。


「そんなに喜ばれるとは思わんかったのぅ。次は竜でも。」

フー


竜はぐるぐるととぐろを巻きながら天へと消えていった。


りゅうってこわい顔してるな。



「黒猫さん、」


「なんじゃ。」


「もっといっぱい見せて!!もっともっと!!」


仕方ないなという顔をしてきるせをふかして空に黒猫は絵を描いた。









< 139 / 143 >

この作品をシェア

pagetop