【完】無知な彼女の周り
―日曜日――
あれから冬紀とは連絡とってないが、みんな集めることが出来たんだろうか…
第一、不良とか来るのか?遊園地で遊ぶのか?イメージ崩れないか?
「あー!!遥花ちゃーん」
「可奈子ちゃん
おはよー」
「みんなまだ?」
「うん、っていっても
まだ集合時間の20分前だし来ないでしょ」
「あはは!!そうだよね」
「今日はテンション高いね」
「うん!!すっごい楽しみにしてたんだもん♪」
可愛いなぁ…
こういうのを女の子っていうんだろうか、あ、じゃあ私はなんだ?
「あ、みんな来たよ」
王子様ご一行が揃いも揃って歩いてくる。うぉ、すごい迫力……
「あれ君は?」
「あ、私は可奈子ちゃんの友達の遥花です
今日はよろしくお願いします」
そうだ、みんなに名前言ってなかったんだ。
「俺達の事は…
知ってるよね?」
「はい、もちろん」
上から目線腹立つなぁ
メガネめ…
「はやく行こ!」
可奈子ちゃんに引っ張られみんな遊園地の中へ入っていった。
今日は何かが
必ず起こる…気がする