たった一つのプレゼント



「迅、あたしは
 一人じゃないでしょ…?」




窓の奥にいる
見えないし
聞こえるはずもない

あなたに問いかけた。





だから

返事も無かった。




私はあなたを信じてる


でもあなたは

私を


迷惑と思わない?


ずっとあなたを
頼るかもしれない。


それでも


家族より大切と
言ってくれる?



ねぇ、



私はやっぱり




不安だよ




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