【短編】ずっと大好き…ドキドキB.D…


一歩進む度に床に転がる風船が舞い上がって
すごくきれいで…

そんな風船に見とれていたみのりの手を浅井が掴む。



引っ張れるようにして連れ込まれた先は寝室で…

みのりの顔が一気に赤くなった。


そんなみのりに気付いた浅井が意地悪に笑う。



「何考えてんだよ(笑)

みのりのエッチ」


浅井の言葉に
みのりが赤くなった顔を隠していると…


「はい」


浅井がみのりに小箱を差し出した。


「…なに?」


「誕生日プレゼントに決まってんだろ(笑)」


「だって…指輪もらったばっかりだからいらないって言ったのに…

教習所の給料あんまりよくないって言ってたのに…」


なかなか受け取らないみのりに浅井が苦笑いしてベットに座る。


「いらない事まで覚えてんじゃねぇよ(笑)

…じゃあいらない?」


「いる!」


浅井が引っ込めようとした箱を
奪うように受け取ったみのりに浅井が笑う。


「開けてもいい?」


「どうぞ?」


少しドキドキしながらみのりが箱を開けると…


「これ…浅井さんのとおそろい?」


中からはキーケースがでてきた。


浅井が好んで使っているブランド品の色違いの白いキーケース…



しばらくキーケースを見つめていたみのりが
浅井を笑顔で振り向く。



「浅井さん、ありがとっ」


嬉しそうに笑うみのりに浅井も笑顔を返して…


キーケースを指差した。



「中見てみ」


その言葉にみのりが中を開くと
そこには既に1つ鍵が入っていた。




少しだけ見覚えのある鍵…




「この部屋の合鍵。

…いつでもみのりが来られるように。


心配しなくても料理作って待っててもらおうなんて期待してねぇから(笑)」




そう言って笑う浅井に…

どうしょうもなくうれしくなったみのりが抱きついた。



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