僕の愛した生徒
そこには洗い立てのユニホームやナンバリングに囲まれた藤岡がいた。
丁度、洗濯を終えて
これから干すところらしい。
藤岡は手を止めて僕を見た。
「一人でしてるの?」
「…はい」
僕の問いかけにぶっきらぼうに答えた藤岡は、再び手を動かし始めた。
「他にもマネージャーいるだろ?
他のやつは?」
大量の洗濯物。
それを一人でしている藤岡が何だか不憫に思えてきて憤りを感じた。
「用事があるらしいから…」
小さく微笑む藤岡。
僕の目には
そんな藤岡の姿が健気に映った。