プラトニック・ラブ
どこもかしこも自給が安すぎる。
それが普通なのかもしれないけど、納得いかない。
「よく分かんないけど…高校生なんだからそりゃ大人と同じ自給なんて無理なんじゃない…?」
美沙の言うとおりである。
やっぱり高校生の自給以上を求めるのであれば、やっぱり風俗とかかもしれないけどそれだけは絶対にしたくない。
コツコツ貯めていくしかないのかなぁなんて考えているときだった。
急にシュンと小さくなった美沙は今にも泣きそうな表情で言った。
「瑠璃ちゃん…見つかったりしないでよ…?」
心配そうな目で見つめられる。
美沙からしてみれば、あたしのしていることは心配でたまらないのだろう。
その優しさに胸がホンワリと温かくなった。