プラトニック・ラブ
「アナタ何歳なの?」
ビクリと肩を震わせるけれど、それはとても穏やかな声だった。
あたしは視線をその声の主の方へと向ける。
そこには茶髪で緩いウェーブのかかった、あたしとは正反対の気品に溢れた女性が驚いたような表情であたしを見つめていた。
いきなり訊かれて驚いたけど、一先ず落ち着けと脳から命令発動。
「…あ、明日で16です」
その彼女の雰囲気のせいか、なんとかあがらずに声が裏返ったりすることなく済んだ。
緊張する。
ほっといてくれればいいのに、なんて少し思ったけれど、これから一緒に仕事をしていくんだからそうもいかないだろう。