プラトニック・ラブ
「どこにいるか分からない奴からどう逃げろってんだよ?」
…むう。
痛いところをつかれた。
図星のため何も言い返せない。
確かにあたしも少し思ってたけど、まぁテキトウに逃げてればいいやーっと簡単に考えていた。
どうやらそれではダメらしい。
「楽しく鬼ごっこしてるわけじゃねぇんだぞ?」
「そ…それは知ってますけど…」
ゴモゴモと口篭ってしまう。
そんなあたしに深谷はため息を零すとあたしに言った。
「隠れるぞ」
「隠れる…?」
「ヘタに走ってると逆に見つかるだろうが」
馬鹿とは言ってないけど、語尾に馬鹿を付けられた気がした。
いや、多分気のせいなんかじゃない。
…くっそう。