プラトニック・ラブ




けれど捕まるよりは…いい…はず。



だから我慢。


だから耐える。



こんなとき思う。


あたしってマジで免疫ないんだなぁって。



これじゃ彼氏ができたってすぐにフラれるんじゃないかと思う。


ちょっとそれは悲しい。




「………、」




あぁ違うや。


あたしには彼氏じゃなくて夫がいるんだった。




あたしは大きく伸びをして、深谷と同じように本棚に背中を預けてみる。


サンサンと差し込んでくる日差しに目を細めながら言う。



「ここ、日当たりいいんだね」



「だろ。 入学してすぐ見つけた」



「サボり場?」



「…それはちょっと酷い言い方」



ふふっと小さく笑う。



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