プラトニック・ラブ




当たり前なのか。


当たり前なのか?



一般庶民以下のあたしには分からないことが数多い。



前の4人はそれぞれ渡された皿を大きめのおぼんに乗せて運んでいく。


力仕事に自信のあるあたしの番が来た。



「えー…っと、じゃあ君…は―――」



視線が合う。



やっぱりか。



海さんの後ろに隠れていたせいで、あたしの存在にたった今気づいたらしい。



いきなりの登場に驚いたのか、もしくは若さに驚いたのか、それとも不細工すぎるあたしに驚いたのかは分からないけれど、目をまん丸に見開いたことからして驚いたことは確かなのだろう。



何が面白いのか分からないけれど、その人はいきなり豪快に大口を開けて笑い声を発した。



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