プラトニック・ラブ
あたしは時給2000円さえ貰えればそれでいいんだ。
あたしは海さん達の背中が見えなくなると、前を向いて厨房へと向かった。
「あれ?」
目の前にさっきまであった料理がなくなっている。
あたしは目を白黒させながら視線を上げると、目の前にさっきの大笑い男がいた。
「おう、瑠璃ちゃん!」
なんだこの馴れ馴れしさは。
なんて思いながらもあたしは愛想笑いをしながらおぼんを机の上に置く。
「もう終わりですか?」
「あぁ。あの4人が持っていったので終わり。あとはデザートだけだ」
「…そうですか」
あたしだけが一回運んだだけ。
なんだか申し訳ない気持ちになった。