君と私の特別
そんな日々が続いたある日
私はいつものように教室について
真由ちゃんと喋っていた
あのお店がどうの
あの有名人はどうの
そんなありきたりな話しをして盛り上がっていた
そんなとき廊下から話し声が聞こえた
「どした?」
突然固まる私に真由ちゃんは心配そうに顔を覗きこんだ
今の‥
ううん。まさかね
それに同じ呼び方の人がいるだけかもしれないし
だけど‥
頭の中が混乱状態の私の耳に今度はハッキリと
甘ったるい声で聞こえた
「たっくん!」
私じゃない女の子の声