─仮面─偽りの微笑み

柔らかな髪を指ですき、俺の方を向かせた。



少しずつ慣らして、俺無しではいられなくしてやる。



じっと見つめてやれば、ご褒美を待つ小犬のような表情をする。



くりくりの大きな瞳をキラキラさせ、"早く頂戴"と言わんばかりに俺にしがみついて。



「欲しいか?ご褒美が」



そう問い掛ければ、恥ずかしいのか俺から目線をはずす。



「欲しいなら…そうだなぁ…俺から目をそらさずおねだりしてみろよ」



「…やっ…あのっ…///」



ちょっと困ったその表情が俺を煽る。



「いらねーのか?」



ふるふると首を横に振り、「…しい…です…///」と小さな声で答える。
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