─仮面─偽りの微笑み

「感じやすいなお前」


ふっと妖艶に微笑み、棗は繭璃の膨らみを弄り続ける。



「あ…あっ…あんっ…んっ…ぁ…ぁ…」



頭がぼうっとして、身体が痺れる…それになんだろうこのズクンという疼きは。



私…変だ…もっと触れて欲しい…でも怖い…。



今まで感じたことのない感覚、頭も身体もおかしくなりそうで繭璃は怖かった。



棗は小さく震える繭璃に気づき、そっと抱きしめた。



「わりぃ怖がらせたか?」



「あのっ違います…棗さんが怖いんじゃないんです…ただ…」



「ただ?」



熱を帯びた身体で繭璃は言う。



「頭も身体もおかしくなりそうで怖い…なのに…棗さんに触られるともっと、もっとって思っちゃうんだもん」


今にも泣き出しそうな声で、彼女はそう言った。



「もっとって…そんなに俺を煽るなよ…」
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