─仮面─偽りの微笑み
「やあっ…意地悪しないで…」
「ふーん…じゃっやめた」
俺は膨らみを揉む手を止め、″ぱっ″と彼女から身体を離した。
「ふえっ…やっ…棗さん…やらぁ」
マシュマロのような膨らみを両手で隠し、「やっ…やめないでぇ」と、懇願する彼女に理性をギリギリに保ち俺は言う。
「気持ちいいって言えよ」
妖しく微笑む棗に、涙目になりながら繭璃はしがみつき言った。
「気持ちいい…だからやめないで/// 」
「止めてほしくない程気持ちいいのか?なら最初から素直に言えよ…わかったか繭璃」
「はい…///」
瞳を潤ませ小さく頷く彼女の頬を撫でた俺の指先は、滑るように胸元まで下りていった。
「繭璃…好きだ…」
膨らみを両手で包み込むように揉みながら、俺は何度も「好きだ」と囁いた。
小さく震える彼女の不安を消すように。