愛なんて知らない Ⅲ
「燐、悪いけど
さっきの言葉は取り消し」
私はそう言うと燐を見た
「取り消しは不可能よっ」
燐はイライラしているようだ
「私、死にたいと思ってた・・・・
でもね、私がいて害がないなら
私はみんなと生きていたい!」
私は燐に訴えるように見た
その時だ
背中に大きな翼が現れた
自分よりも大きな純白の真っ白な羽
その羽はキラキラと光輝いていた
「その瞳・・・・
私の大嫌いな目だわ
グチャグチャにえぐりたくなるわね」
燐はそう言うとフッと笑った