♂見習いサンタ♀
――――――――☆
『……レオさん……燃やしていいですか?』
『……あぁいいぞ、派手にやれ、派手に』
『ちょ、何言ってんの2人とも!!!』
俺達はある1軒の建物の前に立ち尽くした
キララは片手を上に突き出して呪文を唱えようとする
まぁ……ジュンが何とかそれを止めたが
しかし……これは酷いな…
『し、仕方ないんですよぅ……お金もあまり無いし、今すぐ借りれる家と言ったらこれしか……』
ミユは半ば申し訳なさそうに俯いた
……まぁ確かにすぐ住める物件を探すのは難しかっただろうな
だけど……
『酷すぎじゃね?』
この目の前のアパートを見たら誰だって燃やしたくなる
外見は木で出来ていて、2階建てのアパート
所々、木が腐って穴が空いているし蜘蛛やらゴキブリやらが……うじゃうじゃ居そうだ
しかも……
『もしかして…この汚くて狭そうなアパートの1室でみんな暮らすんですか?』
キララが嫌そうに眉を寄せた
無理もない………
キララは汚いのとか臭いのとか……とにかく自分が拒否する物は自分に寄せつけない主義だからな