♂見習いサンタ♀


『文句がある奴は別に野宿すればいい……ジュンも出ていって大丈夫だぞ』


『何で!!?俺、何も言ってなくね!!?』


『ってか、出ていけ』


『何!?アキラちゃん反抗期なの!!?そうなの!!!?』


ギャーギャー騒ぐジュンとそれを無視するアキラ……


あの2人はどうも合わないなぁ……


『はぁ……まぁ仕方ないですね…家はこれで我慢しますから、とりあえずジュンさん燃やしていいですか?』


『いやいや、おかしいって!!……ぎぃゃぁぁぁぁぁ!!!』


……ジュン…お前の死は無駄にはしないよ…


無残にもアパートの下で倒れ込んでいるジュンを置いて俺らは部屋に入った


『きゃ、ゴキブリ!!!』


キララがゴキブリの姿を捕らえた瞬間に小さな悲鳴をあげ、俺の腕にしがみつく


『……え?お前、ゴキブリだめなの?』


俺の問い掛けにキララは少し頬を赤らめながら頷いた










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