チビッコ彼氏。
「あぁぁぁあ!」
急に美由が大声を出した。
どうやら、合コンに無理矢理連れてこられたのは南波ダケじゃなかったみたいで、風夜くんもその1人だったみたい。
「さぁ!今日は思う存分歌おー!!って、あたしちょっとトイレッ稚奈着いてきて」
腕を美由に引っ張られ、あたしあの雰囲気ヤダし、何よりアイツが居るのが嫌だったから美由に着いて行った。
「ねぇ、やっぱあたし来て良かったっ☆」
風夜くんに会えて上機嫌な美由はどうやらトイレで化粧直しをするみたい……
「美由まで楽しんでるし…あたしは最悪だよ。」
すると、美由はクルッとあたしの方に振り返った。
「稚奈、あたし南波良いと思うよ?まぁ喧嘩っ早いし女タラシだけど、アイツ結構いい奴かもよ?」
「み、美由までなんてことを!!」
実は今の美由みたいに言ってくる子が少なくもない。
付き合っちゃえば?
とか、
狙ってみなよ
とか。
あたしはアイツが大嫌いなのに。みんなは何でそう思うのか理解不能……
まずあたし、恋愛なんて興味無いから。
特にアイツなんてあり得ない。