年下王子は意地悪王子





洗いざらい話し終えたあたしが、緊張して固まっているのにも関わらず、




『え?知ってたよ』




なんて、軽い返事を返されて。


………あの時は、ほんとビックリしたな…


あたし、本気で美波が魔女かもしれないって思ったもん!


でも、後でよくよく聞いてみたら




『確信はなかったよ?でも、何だか二人の雰囲気が似てるなぁって。…ちょっと危ない関係だったりして!なんて、勝手に考えてたの』




そう言って少しはにかんだように美波は笑って。




『秘密…だったんでしょ?無理に聞こうなんて思ってなかったけど、やっぱりちょっと寂しかったんだ』




そんな美波の表情を見ていたら、鼻の奥がツン…ってしちゃって。


ボロボロ泣いちゃったんだ、あたし。


何で泣くのよ〜、って困ったように美波は微笑んで、あたしの頭を優しく撫でてくれた。
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