ダイヤモンド
好きと言われたことがなければ、付き合ってとも言われたこともなかった。
なのに、なんでキスなんてしてきたのか未だに謎だ。
その頃から、微妙な関係が始まった。
友達でもないし、恋人でもない。
友達のように遊んでいたかと思うと、キスされる。
かといって、恋人のように甘い雰囲気になることもない。
彼の考えてることなんて全然わからなかったし、わかろうとも思わなかった。
*。+゚
あのファーストキス(?)から数ヶ月たったころだった。
アサミがねぇねぇとこそこそ話をしてきたので、耳を傾けた。
「ユリはヒロとちゅーしたことある?」
「あるよ?」
特に隠す必要もないし、素直に答える。
まぁ、アサミとナオトのラブラブカップルに比べたら、
してないも同然だと思うけど。
「じゃあ、エッチは?」
「してない。ヒロがそんなことしてくるわけないじゃん。」
「ふーん。そっかぁ。」
意味深にニヤリと口元をゆるませ、エロモードの顔になるアサミ。
……嫌な予感。
「ユリから誘っちゃえば~?」
「…………………。」